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相場の力関係 その2

為替の取引の内、9割程度は投機的需要で残りの約1割が貿易会社等の実需であるというように
言われることが多いです。
この認識でいくと、為替市場では投機筋の力が圧倒的に大きく、実需筋の影響は小さいと思ってしまいます。
正確には、少し違うようです。
銀行で為替ディーラーをやっていた方からの情報で知ったのですが、
為替取引全体の半分以上が為替の需給には関係のないスワップ取引だそうです。

スワップ取引とは、例えば銀行が企業から先物為替(決済が数ヶ月後に予定されている輸出入取引)の
売り注文が入ったときに、直物市場(手形の買取や海外への送金など、今すぐ外貨と交換する必要がある取引)で
その注文を売ってカバーし、同時に直物の買いと先物の売りを行った場合、この直物為替と先物為替の売買を、
同時に交差的に組み合わせて行う取引のことを言います。
そのようにすれば、残るのは先物の売りポジションのみですから、数か月後の時点で輸出企業から買ったものと
相殺されることで、銀行は為替変動による損失を避けることができるというわけです。

細かいことはさておき大事なことは、前述したように為替取引全体の半分以上が為替の需給には関係しない
リスクヘッジ取引であるということです。
このスワップも為替取引の出来高としてBIS(国際決済銀行)に計上されるとのことです。
東京市場のドル円ではスワップ取引が半分以上どころか約8~9割にも達するそうです。
その残りの取引が為替の需給に関係し、それが実需と投機筋ということになります。
おまけに、投機筋は必ず短い時間で買ったものは売り、売ったものは買い戻すということになります。

従って、世間で言われているように無条件で投機筋を過大評価することは、相場の力関係上必ずしも
正解ではないと言えますし、反対に実需は為替の変動に大きな影響があると言えます。

正しくは、投機筋は短期的には大きな影響を与えることがあり、短期の投機家はその動向や仕掛けに
注意をする必要があるが、投機筋にメジャートレンドを作る力はない。
メジャートレンドを作り相場を動かしていくのは、やはり実需や長期の資本取引・長期の投資家であると
いうことになります。






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ginnaka

Author:ginnaka
早期定年退職後に専業での日経225先物トレーダーを3年間経験し、その後努め人との兼業トレーダーとしてFX、CFD等幅広く勉強・研究を重ね、再びFXデイトレーダーとして復活した団塊世代です。
当初よりトレーダーを定年退職後の個人事業的位置づけとした考えは変わっておらず、相場を一旦休業後も資金を貯めながら研究を継続し、真剣に取り組んでいました。

このブログは私のトレード経験と実践を通じて「気づき・学び」を綴っていきたいと思います。

私の気づきや学びが個人投資家の方々の参考になれば存外の幸せです。

当プログを参考にして行った投資損失が発生した場合等について、管理人は一切の責任を負いません。

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